ガラスで紫外線はカットできる
窓リフォーム
もうすぐ夏。紫外線が気になる季節になりました。紫外線の影響を受けすぎることは、人と家にとって悪影響を及ぼすことは皆さんご存じのことだと思います。
あまり知られてないことですが、室内にいても紫外線は外部から侵入してきて、知らず知らずの間に私たちは紫外線の影響を受けています。紫外線は窓からガラスを透過し、光と共に室内に入ってくるのです。
夏に外出するときは、日焼けやシミ・そばかすといった「肌トラブル」を避けるためにUVクリームを塗ったり日傘をさしたりしますが、家の中では安心と思われている方も少なくありません。また、紫外線の悪影響は、ひどい場合には皮膚ガンや白内障の原因となるなど、健康への影響も無視できないものなのです。
また、紫外線は住まいにもダメージを与えます。窓から侵入した紫外線は、床や壁の内装材に到達し変色を促進させます。色が変わるだけならまだいいのですが、紫外線は素材自体の傷みも促進させますので、窓辺の合板フロアー材の表層部分がささくれてリカバリーができない状況になってしまうこともよく目にします。
そんな紫外線ですが、ガラスの種類によって室内に侵入してくる紫外線の量が違うことをご存じでしょうか?
下記がガラス種によるそれぞれの紫外線侵入率です。
一般的な複層(ペア)ガラスでも紫外線のカット率は43%ですが、Low-E複層ガラスになると76%カット。また、防災安全ガラスになると99%カットしてくれるということがわかります。
ちなみに、「Low-Eガラス」とは、ガラスの表面にLow-E膜といわれる特殊な金属膜(酸化錫や銀)をコーティングしたガラスのことで、防災安全複層ガラスとは、ガラスの間に強度と柔軟性に優れた樹脂中間膜を挟み込んだ、破壊されにくい防災タイプの複層ガラスをいいます。
▼Low-E複層ガラス
▼防災安全複層ガラス
下記は、それぞれのガラスによる室内への紫外線の影響を示したものです。
紫外線の室内への侵入をカットすることで、大切な家具や床や壁の内装材、畳などの日焼け・色褪・ダメージを大幅に軽減できていることがわかります。
弊社が運営するYKKAPのMADO山口大内御堀店「窓・玄関リフォームショールーム」には、実際にガラスから侵入する紫外線を体感できるブースがあります。お気軽にご来場ください。
室内で明るく過ごすために重要な窓の存在。室内にしっかりと日差しを取り込みつつも、悪影響を及ぼす紫外線はカットすることで家は長持ちし、住まい手の健康も守られる。
紫外線のコントロールは、これからの住まいづくりには欠かせないチェックポイントのひとつと言えます。
【告知】
7月16日(金)~18日(日)の3日間。窓・玄関リフォームショールームにてイベントを開催します。お気軽にご来場ください!
(下記画像をクリックするとイベントページにジャンプします)