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防府市下右田の家Vo.3(新築)

現場最新レポート

現在、防府市右田で建築中の高性能自然派住宅「Chant」。こちらの建物の外観は、片流れの大屋根が特徴的なデザインです。ガルバリウム鋼板でシンプルに仕上げています。

そして軒天は杉板張り仕上げ(山口県産木材)。風雨に耐えれるようにこれから塗装を施しますが、白木の木肌・木目が美しい仕上がりになっています。今回は屋根のイメージをスッキリさせるために、通常より屋根の厚みを7cm薄くしています。外張り断熱で屋根厚を薄くするのは少し工夫がいるのですが、設計と大工のコンビネーションで実現することができました。

室内は天井下地が出来上がった状態。ここにレッドシダーという板材を施工し仕上げていきます。LDKの勾配天井(大面積)部分なのでこちらの建物の見せ場になると考え計画しました。仕上がりが楽しみですね♪

また天井部分には24時間換気システムの本体を設置。スタジオセンスがレギュラーで採用している第3種ダクト式の換気システムは<①メンテナンスがラク②風量管理がカンタン③ランニングコストが安い>などの特徴があります。各部屋に配られたタコの足のようなダクトからこちらの本体に汚染空気が集められ外部に排気されていく仕組みです。

そして壁・屋根・基礎と全ての断熱工事が完了。本日その性能値を確かめるため気密測定を実施しました。ちなみにこのシルバーに見えているのが断熱材です。外張り断熱工法は家をスッポリと断熱材で包み込んでしまう工法です。気密施工に適しており、熱ロスの少ない快適で省エネな住宅になります。

こちらが気密測定の様子。弊社では、気密測定の公正を期すため、気密測定士という社外の有資格者にお願いしています。窓辺に設置された大きな筒のようなものが気密測定試験機です。室内と外気の気圧差が9.8Pa(=1mmAq)の時に、どれだけの空気が室内から外部に流出するのかを住宅の床面積で割って算出します。これが「隙間面積」の割合を示す数値「C値」です。

測定の結果、こちらのお宅のC値は0.1c㎡/㎡。正真正銘の超気密であることが実証されました。大工もこの結果に一安心。これで次の工程に進むことができます。

家の性能値のうち、実際の性能を確認できる項目は気密性能ぐらい。断熱性能や耐震性能は机上で計算はできますが、実際にその性能が出ているかを確認する方法(測定など)はありません。

それに引き換え、気密性能は計算で求めるものではなく、必ず実測しなければ数値を知ることができません。つまり気密性能だけは絶対に誤魔化しが効かない家の重要な性能値ということになります。

平成14年までは寒冷地でC値=2.0c㎡/㎡、その他地域でC値5.0 c㎡/㎡という基準値が設けられていた気密性能。しかしながら「実測しなければ確認できない」「施工後の検査や施工手間にコストが掛かる」などの理由から基準値がなくなってしまったという経緯があります。とても重要な家の性能値なんですが…

いずれにしても、気密性能を高めるためには、職人と現場管理者の知識及び技術力が必要になります。
「気密性能が高い家=丁寧に断熱施工されている家」
と我々は考えており、全棟気密測定を行う理由はここにあります。

これから現場は、室内の床材を施工したり外壁を施工したりと、日に日にカタチになっていくこちらの住宅。気候も随分と過ごしやすくなり、仕事も順調にはかどる今日この頃です!

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