Senseのブログ

縁の下の力持ち、“基礎”

こんにちは。

設計士の中村です。

 

住宅を建てたい!と考え始めた時にしっかりした構造のお家を作ることができるのかな?と気になる部分があるかと思います。

それでは本日は建物の縁の下の力持ち、“基礎”についてのお話です。

 

“基礎”についての概要


住宅の下部にある灰色の部分が“基礎”と呼ばれる部分になります。

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基礎はコンクリート鉄筋を使用してつくられるものであり、現代の住宅で一般的に使われているのは“べた基礎”といわれる工法です。

“べた基礎”にすることで地震等の力を〈面〉で受けることができるようになり、より頑丈な基礎をつくることができます。

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また、基礎には上部の木材を水で濡らさないようにする役目もあり、基礎が無ければ木造住宅は基本的に成り立ちません。

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↑ このように木材を浮かすことで地面からの湿気を抑えることができます。

 

そんな“基礎”がどのように作られているか事例も交えて確認してみましょう!

 

基礎工事の手順


“基礎”を作るためには地面を掘る工事、いわゆる“根切り工事”からスタートします。

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この後作られる基礎が埋まるように地面を掘っていきます。

 

次に水平な基礎をつくるために“捨てコンクリート”と呼ばれるコンクリートを打っていきます。

(ちなみにコンクリートを“打つ”というのは固まっていないコンクリートを枠等に流しこむことで建築的によく使う用語です。)

 

 “捨てコンクリート”には水平な基礎をつくるためだけでなく、

 ・正確な位置の墨出し

 ・高さの基準決め

 ・型枠・配筋の下地の固定

などの様々な目的のために作られます。

 

スタジオセンスでもしっかりとした捨てコンクリート打ちを行っています。

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次に鉄筋を組んでいきます。

基礎をつくるための骨組みが鉄筋にあたります。

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大事な骨組みとなる鉄筋には〈径〉や〈離れ〉など様々な基準が“建築基準法”という法律で定められています。

建築基準法を満たした鉄筋を組むことが大切になってきます。

 

そして最後にコンクリートを打っていきます。

まずはベース

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そして立ち上がり部分を打つことで基礎が完成します。

 

ここまででおおよそ3週間から1カ月程度の期間がかかります。

基礎工事は天気や気温の影響を非常に受けやすいため、しっかりとした工程管理が必要となります。

 

配筋検査って何??


“概要”と“工程”は分かったけど、確認は誰がしてくれるの?

→住宅を建てるうえで基礎においては第3者による“配筋検査”を行います。

 

住宅を建てる際に施工不良が無いよう行政や保険会社によるいくつかの検査を受ける必要があります。

その中の1つに“配筋検査”が含まれます。

 

基準をクリアしているか検査員の方が実際に現地に訪れて確認を行います。

実際にスタジオセンスの物件も検査していただきました。

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鉄筋の〈径〉や〈離れ〉はもちろんのこと境界線と基礎の間違いがないかしっかりとチェックしていきます。

この“配筋検査”をクリアして初めて次の工程に進むことができます。

 

 

“基礎”というものがどのような形で作られていくか少しはお分かりいただけたでしょうか?

このようなコラムも少しずつ投稿できればと思っています。

 

 

それでは最後に…


・新築・リノベーションを考えているがどこから始めたらいいの?

・資金計画を聞いてみたい

・土地の探し方を教えてほしい

・かっこいい・おしゃれな家を作りたい!


色んなご相談お待ちしています。

 

また次回をお楽しみに!