ズバリ!音対策は「窓」です!!
住まいづくり入門
生活の中で何かと気になる「音」の問題。交通の多い通りや商業地区に近い家などでは、窓から入り込んでくる騒音が生活ストレスになったり、逆に室内での楽器演奏や子どもの泣き声や大声がご近所迷惑になっていないか気になるということもあるでしょう。
「音」問題を考えていく前にまずは音の豆知識から。
音には3種類あり「防音」、「遮音」、「吸音」があります。それぞれ聞いたことはあっても、なかなかその区別を明確に理解されている方は少ないかもしれません。
まず「防音」。家の外の音が室内に入ってきたり、室内の音が家の外に漏れることを防ぐことをいいます。「防音」するための対策で必要になる考え方が「遮音」と「吸音」です。つまり「防音」=「遮音」+「吸音」ということですね。
次に「遮音」について。防音をするための方法のひとつで、具体的には空気中を伝わってくる音を遮断し、外に音が透過しないようにする方法をいいます。遮音は防音対策の中でも、最も重要かつ効果的な考え方です。
遮音とは、伝わってくる音を跳ね返し、音を遮断させること。外に漏れてしまう音の大きさが、小さければ小さいほど遮音性が高いということになります。遮音性能を高めると音漏れはなくなりますが、逆に室内の音が反響してしまうということも考えられます。
最後に「吸音」について。遮音と同じで防音をするための方法です。音を吸収することで音の反射を防ぎ、音が室外に透過することを防いだり、室内の音の反響を抑える方法をいいます。
吸音に用いられるのは、細かい穴(細孔)がたくさんある素材。演奏などをする部屋では吸音性能を高めるためによく用いられるのがグラスウールやロックウールなどの断熱材がポピュラーな素材です。
さて、ここから本題です。
家の音問題を考えていく中で、室内の壁・天井・床などの仕上げ材の選定にも気をくばることが大切ですが、最も有効なのは、音の出入口となっている窓の防音性を高めることです。
例えば、極めてうるさい交差点などの街頭騒音は80dBとされているため、これを日常生活に望ましいとされている音量レベルまで下げるためには40dB程度軽減する必要があります。
その対策で最も効果的な方法がズバリ「内窓設置」です!
内窓を設置することで断熱効果が向上することはよく知られていますが、実は防音対策の効果も絶大です。
今ある窓の内側に内窓をつけるだけのかんたんなリフォームで、室内へ入り込む音量を大きく軽減。騒音によるストレスや睡眠不足などを解消できます。
もちろん、室内から室外へ漏れる生活音なども軽減できるので、ピアノの音やペットの鳴き声などの音漏れ対策にも効果的です。
先ほど、極めてうるさい交差点などの街頭騒音は80dBなので、これを日常生活に望ましいとされている音量レベルまで下げるためには40dB程度軽減する必要があるとご説明しました。
内窓の設置で具体的にはどれくらいの効果があるのでしょうか?それを示したイラストがこちら。
街頭騒音が80dBの場合、一般的な住宅の室内では25dB下がるので55dB。これでは不十分です。そこで内窓を設置するとどうなるでしょうか?さらに15dB下がり80dBの半分の40dBになります。つまり内窓を設置することで、日常生活に望ましいとされている音量レベルまで音の侵入を抑制することができるということになります。
ここ最近、内窓設置のご依頼をいただく理由として「防音対策」とお答えになられる方が増えています。「近所に騒音を出す工場ができてうるさい」や「夜勤があるので昼間ゆっくり就寝したいが外の音が気になる」など理由は様々ですが、意外と皆さん音問題に悩まされているようです。
そして、騒音問題で内窓をご採用いただいた方の半数程度が、後日違う部屋にも内窓を計画されるという傾向が見られることから、内窓の防音効果を実感されたことが伺えます。
そして内窓設置をご検討されたいと思われている方に朗報です!
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