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小上がり和室の魅力と高さの目安

住まいづくり入門

小上がり和室とは、隣接する部屋の床面から高さを設けて小上がり(階段のように昇降する)になった和室のことをいいます。多くの場合、リビングに隣接する和室として小上がりスペースを計画する場合が多く、リビング+αという使い方をされることが多いのが特徴です。

こちらの事例はリビングの一角に4.5畳ほどのオープンな小上がりタタミスペースを設けたものです。畳は半畳が9枚。一般的に半畳で縁なしの畳は「琉球畳(沖縄地方で栽培されていたカヤツリグサ科の「七島イ(しちとうい)」という植物を使用した畳」と思われがちですが、こちらは「和紙おもて」。手入れが簡単で色柄が豊富なのが特徴です。オープンタイプの畳コーナーは、ゴロっとくつろぎながらも、ダイニングキッチンやリビングにいる家族とコミュニケーションを取りやすくなるのが大きな魅力です。

次にご紹介する小上がり和室は、玄関ホールとリビングをつなぐ和室を小上がりで計画した施工事例です。両サイドには木製建具があるので、完全クローズの部屋としても機能します。オープンで使用すれば家族団欒の場として、またクローズとして使用すればプライバシーを確保できる来客の宿泊部屋などとして利用することが可能です。リビングとフラットレベルの和室の場合、寝転んだときに地べたに横になっているような感覚を覚えリラックスできないことも多々あります。しかしながら、段差のある小上がり和室であれば、このような不快感を払拭することができます。

【玄関側からの眺望】

【リビング側からの眺望】

その他、小上がり和室の大きな特徴は、座面下に計画することができる収納です。リビングなどで煩雑になりやすい子どものおもちゃなどをサッと片付けることができますね。

また家の一角に小上がり和室があると、空間にメリハリが生まれるため、縦方向の空間を上手く利用した立体的でオシャレな空間を演出することができます。そのスタイルはスタイリッシュに仕上げやすいことから、リフォームやリノベーションの場面でもイメージチェンジに小上がり和室を計画される方もいらっしゃいます。

最後に小上がり和室の高さについて。

小上がり和室を計画する場合、高さ10cm以下の微妙な段差は、返ってつまずきやすいのでNGです。一般的に、階段の段差は15cm~20cm程度。昇降のしやすさから言えばこれくらいが丁度いいと言えます。但し、小上がり和室を利用して立ったり座ったりすることを想定するのであれば、30cm~40cmの高さが適切です。また床面下に収納を設けるのであれば、やはりこれくらいの高さは確保したいものです。

設計段階で実際にそれぞれの高さの座面に腰を掛けて座り比べ、その後高さを決定するのがベストです。しっかりと設計者と話合い、あなたにとってベストな小上がり和室を計画していただければと思います。

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