新築住宅
[山口市]吉敷赤田
今回の土地は新しい分譲地。 着工当時は、まだ周辺には2~3件しか家が建ってない状況でした。
敷地の横には小川が流れているため、土留めのコンクリートブロックを施工します。
ブロック施工後に土を戻し土地を平滑にします。 法面だった部分に土が入ると随分と土地が広くなった感じがしますね。
地盤調査は「表面波探査法」による測定を実施。より細かいデータが取れるこの地盤調査方法はスタジオセンスのスタンダードです。
いよいよ基礎工事です。長期優良住宅の仕様に基づき、丁寧に基礎工事を進めていきます。
鉄筋も無事組み終わり、基礎配筋の中間検査です。長寿命の家を作るにはしっかりとした基礎の施工が不可欠です。
コンクリートを打設していきます。 内部に空隙ができないようにバイブを使いながら丁寧に施工していきます。
これで基礎工事は完了です。この段階ではまだ二次元。 「家ってこんなに狭かったっけ??」そんな感情を抱くのがこの時期です。
基礎の上に土台を施工していきます。土台に使う桧は害虫被害にも強く、香りもいいです。現場に桧の爽やかな香りが漂います。
少しずつ家が組みあがっていきます。 日本の伝統的な工法でもある「木造軸組み」はプレハブ住宅のようにスピーディーにはいきませんが、現場には木を叩く乾いた心地いい音が響き渡ります。
一本一本上へ上へ。 長い時間図面でお打ち合わせしてきた家が実際にカタチになっていく。 立ち会われたお施主様も感慨深いものがあったと思います。
天候も回復し、絶好の上棟日和になってきました。 床合板を施工し安全対策も行いながらの作業です。
棟も上がり、上棟式を行ないました。 山の幸や海の幸をお供えしお祭りを行ないます。 家内安全と工事の安全を関係者で祈願しました。
五色の旗を掲げ、ご家族の幸せを祈願します。 こういう風習は段々と無くなりつつありますが、節目で執り行う儀式は大切にしたいですね。
家が組みあがったらまずは屋根工事。 外張り断熱なので屋根断熱をまずは行い、次に野地板施工という工事の流れになります。
「優良県産木材」を利用して建てた今回のお住まい。 検査員に現場でチェックしてもらい承認を受けます。
瓦は石州防災の洋瓦。濃淡のある瓦を混ぜて葺くことで屋根に動きがでて、遠目にも美しく個性的に仕上がります。
内部の造作工事を行なっていきます。 下地材をきちんと施工すると壁の強度は増します。見えないところだからこそしっかりと施工するというのが大切なことです。
壁の断熱材を施工していきます。 家全体をすっぽり包み込む外張り断熱工法は、連続した断熱層が得られるため、長期に渡って断熱性・気密性に優れた住宅を実現できます。
床には山口県産の無垢杉フローリングを全室施工しました。 「杉フローリング」は、その木肌の美しさと温もりに定評があります。
断熱工事の完了です。 断熱性・気密性の優れた住宅は部屋間の温度差が少なく、冷ショックを防止するほか、結露によるカビ・ダニの繁殖による健康被害も抑制します。
断熱工事が完了したら「気密測定」です。 気密測定器という機械を使い、気密測定を行って住宅の相当隙間面積を測り、この住宅にどのくらいの隙間があるかを判断します。 こちらのお宅の相当隙間面積はC値=0.4㎠/㎡と、高気密住宅となりました。 気密測定のタイミングでお施主様に立会っていただき、お話もしっかりさせていただきます。
階段下のスペースも無駄にしません。 収納として利用できる部分はしっかりと造作をおこなっていきます。
今回の外装は板目調の黒いサイディング。木の家であることをイメージさせるシックな外観になりました。
内部造作が完了すると設備工事です。キッチンや洗面化粧台などの据付工事を行ないます。
玄関廻りのタイル工事。一枚一枚丁寧にタイルを左官が貼っていきます。
最後に浄化槽を埋設して、これで工事は全て完了です。