新築住宅
[津和野町]滝元
今回の現場は建て替え工事ということで、まずは既存建物の解体に着手しています。この家で使われていた「柱」と「ガラス」をこれから建築する家で再利用するために撤収にきました。一旦倉庫に保管しておきます。
地鎮祭を執り行っています。宮司さんにお越しいただいての地鎮祭です。我々も気持ちが引き締まります!地鎮祭の時間だけ雨も上がり本当に素晴らしい地鎮祭となりました。
地盤調査を行っています。今回も表面波探査法による調査をおこなっています。問題ない地耐力の数値が得られましたので、スタジオセンスの通常ベタ基礎にて施工を行います。
基礎工事に着手しました。まずは床堀り(とこぼり)から。床堀りとは 、構造物の基礎を作るために、地盤を所定の深さまで掘削することをいいます。 家の形状に合わせてユンボで掘削していきます。
基礎の土間コンクリートを打設しています。長期優良住宅仕様ということでD13の鉄筋を150mmピッチで施工しています。超寿命の家をささえる高耐久の基礎になります。
型枠もなくなり、家の基礎が完成しました。見た目にも美しい基礎になりました。この段階では小さく見える建物も、実際に木材が組みあがっていくと大きく見えるから不思議です。
上棟に向け、基礎の上に土台という木材を敷並べる作業をおこなっています。土台は桧。この桧材にエコボロンというホウ酸系防蟻剤を塗布しています。
お盆前の本日、無事棟上げを行うことができました。大工により上棟式の準備をおこなっています。扇子車におかめの面をくくりつけたり、五色の旗を掲げたり。上棟式の風景はいつも見ても晴れやかな気持ちになります。
いよいよ上棟式が始まりました。我々も列席させていただきました。祝詞が木の香り漂う現場に心地よく響きます。
餅まきを行いました。ご近所さんが多数お立ち寄りくださり盛大な餅まきとなりました。餅まきは撒く方も拾う方も幸せになる行事ですね!
外張り断熱の屋根断熱を施工していきます。断熱材の上に見える木材は通気胴縁というもので、あの厚みを利用して空気が棟に抜けていく構造です。外壁通気工法は家に入り込もうとする熱を排除する仕組みとして採用しています。
屋根が終われば壁の断熱材施工に着手していきます。屋根の断熱材と壁の断熱材をしっかりと突き詰めることで隙間をなくしていきます。いわゆる気密工法の肝になる部分です。
屋根の木下地も完成し、その上にルーフィングといわれる防水シートを施工していきます。仕上げの瓦は外観を美しくするのと直接雨を進入させないための役割を持ちますが、台風の時など、風雨による横降り雨を防ぐにはこのルーフィングが必要です。
内部は計画図面を見ながら筋交いなどに金物を施工しています。耐力壁をしっかり施工することで、災害に強い家になります。
窓が現場に搬入されました。今回の建物もオール樹脂窓で計画しています。樹脂窓は断熱性能が高く結露防止には欠かせないアイテムです。樹脂窓は「Chant」のレギュラーとなりました。
壁の断熱材施工が完成までもう少しです。断熱材のジョイント部分には丁寧にテープを貼りながら隙間をなくしていきます。屋根瓦も屋根の上に荷揚げされました。
24時間換気システムの本体設置及びダクト施工を行っています。これが本体で、ユニットバスの点検口から見える位置に設置しています。複数のダクトが出ているのが各部屋に配られ、太い1本のダクトは外部に排気するためのダクトです。ご入居後も確実に風量を管理するためにこの方式の換気システムを採用しています。
外張り断熱の断熱材施工が終わりました。気密測定では隙間相当面積C値=0.2を確認することができました。ここ最近では手直しなしの1発目測定でC値=0.3以下を出すことができる施工精度まで技術が向上しています。これも自社大工ならではの品質だと自負しています。
大工による内部造作中です。天井の杉板も丁寧に施工されています。木の特性を吟味しながら適材適所で木材を使うのが大工の腕の見せどころ。将来に渡り仕上がりの美しさに差が出る作業です。
大工工事も終わり、室内の珪藻土工事に着手しました。まずは下地の処理(ビスの穴埋めやボードのジョイント処理)を行います。この作業の善し悪しで仕上げの品質が左右すると言っても過言ではありません。美しい珪藻土の仕上げを想像しながら丁寧に下準備をおこなっていきます。
珪藻土が仕上がりました。今回も美しい色、味のあるテクスチャーが表現されています。
玄関部分のタイル工事をおこなっています。完成に向け追い込みの作業です!
以前の家で使用されていたケヤキの大黒柱。黒くなっていた表面を削り美しく生まれ変わりました。新しい家では床の間の床框(とこがまち)として再利用。それを塗装で仕上げていきます。床板との相性も抜群でまったく違和感なく馴染んでいます。
前の家の室内建具に使われていたレトロなガラス。これも新しい内部建具に再利用させていただきました。今では入手することのできない味のあるガラス。昔の家の思い出を引き継ぐアイテムとして、無事新しい家に組み込むことができました。
お引渡し前の空気測定を実施しています。シックハウスの原因となるホルムアルデヒドが基準値以下であることを確認してからお引渡しします。
現場レポート