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[山口市]宮野下
前面は道路ながら、残りの三方は全て山林という立地。 ここに社屋を建築するために、まずは建物に干渉しそうな木々を伐採するところから始めました。 スタジオセンスのお客様でもある林業士の方にお願いをして木を切っていただきます。
土地の経緯からも今回は軟弱地盤が想定されたため、地盤調査はスウェーデンサウンディング式を採用。 表層の地耐力が弱く地盤改良の判定となりました。
鋼管杭による地盤改良を実施しました。
8~9mという長い鋼管を埋め込んでいき、表層地盤下の岩盤まで支持させます。
地盤改良も終わり、いよいよ基礎工事。転圧した砕石の上に防湿シートを敷き、鉄筋を組んでいきます。 鉄筋は基礎の強度を出すのに大切な役割をはたします。整然と組まれた鉄筋こそ高い精度の証です。
大工が現場に入り家を組み上げていきます。土台を敷くため、基礎に墨付けしている様子です。
1少しずつ組みあがっていく新社屋。お施主様も嬉しそうに眺めておられました。
屋根の防水を保つルーフィングは、立ち上がりの高さもしっかりとチェックしながら施工していくのがポイント。
屋根の仕上げ材はガルバリウム鋼板。縦はぜ葺きという葺き方で丁寧に仕上げて、大面積の片流れの屋根が完成しました。
壁はもちろん外張り断熱。隙間をつくらないようにジョイントにテープを貼っていきます。
断熱工事が終わると気密測定です。今回は一発でC値=0.1を記録!超高気密で省エネな事務所になりそうです!
建物全ての隙間を一箇所に集めたとしても4cm×4cm弱の穴にしかならないということが測定器からもわかります。
外壁の仕上げの風景です。 スタジオセンスの建物は外壁通気工法を採用しており日射をダイレクトに外壁から内部に入れない工夫を施しています。
キューブ型の建物に外装材が施工されていきます。シンプルデザインにホワイトの外装材がよく似合います。
内装の仕上げ工事中です。高い位置に計画された窓は、部屋を明るくする効果が高く、外から内部が見えにくいという特徴もあります。
1階のインナーガレージに防火建材で内装を仕上げたあと、オーバーハングの電動シャッターをセットしています。外からリモコンで開閉できます。
外観は幅広の木調シャッター。
2階のオフィス空間にはペレットストーブを導入いただきました。設置したのは輻射熱タイプのRS-4です。
ストーブの配管を外部に抜き、気密を考慮しながら丁寧に処理をしていきます。
現場レポート