店舗
[防府市]寿町
既存店舗の横にある広い敷地。こちらに店舗面積拡大のため増築工事をさせていただくことになりました。
まずは増築するにあたり、駐車場になっていたアスファルトにカッターを入れ、不要なアスファルトの撤去作業です。
地盤調査を行いました。表面波探査法でチェックした地盤は良好。通常基礎で工事を行ないます。
既存建物と増築建物の取り合い部分に手を加えていきます。今回の工事は、店舗内を回遊できるように2箇所のジョイント部分をつくる計画です。
既存建物のエントランス部分の一部解体も終わり基礎工事に着手です。重機が入って掘削作業を行っていきます。
基礎は長期優良住宅の仕様に即した強固な設計。鉄筋ピッチなども長期の使用に耐えうる設計になっています。
いよいよ土台敷きで大工が現場入りです。土台の県産材桧を加工しながら施工していきます。
大工の手によって軸組が組みあがっていきます。もちろん構造材は山口県産材を使用しています。
図面を見ながら木材の仕分け作業です。多くの木材を手際よく配置していきながら作業は進んでいきます。
上棟式の準備を行っています。扇のおかめの面。大工が建物の繁栄を祈念しつつお祭りの準備は進みます。
オーナー様に屋根の上にあがっていただき、いよいよ上棟式です。お神酒を棟木にかけていただきお清めをします。その後、棟木を納めていただき式は終了しました。
オーナー様のご家族をはじめ、お店のスタッフさんも上棟式を見守っていただきました。どんよりと曇っていた空も、この上棟式の時だけは青空が顔を出し、素晴らしい上棟式となりました!
青空にたなびく五色の旗。スタジオセンスの上棟式ではお馴染みの光景です。
弊社スタッフとファースト様のスタッフ様全員で記念撮影。みんなステキな笑顔です!!
構造も組みあがり、いよいよ内部造作です。窓工事に断熱材の工事と作業は進んでいきます。
屋根は軽量なガルバリウム鋼板での施工。シンプルなデザインにはガルバリウムの質感が良く似合います。
壁の断熱材を施工していきます。外張り断熱ということで、気密を確保するためしっかりとテープで隙間を埋めていきます。この作業精度で気密性能が大きく変わってくる部分です。
内部造作をしながら、電気配線も同時に行っていきます。今回は店舗ということで、照明器具やコンセントの点数も多く、時間を要しました。
気密測定を実施しました。気密性能は過去最高のC値=0.1を達成。計画換気も確実に機能する高性能な建物になりそうです。
スタジオセンスデザインアドバイザーの城谷さんの事務所で打ち合わせ。長崎県雲仙市までオーナー様と行ってきました。工事の進捗状況の確認や仕様決め。これまでの施工事例や現物を見ながら打ち合わせを行いました。
現場の内部造作工事も大詰め。シャンプースペースのパーテーションを木材で製作していきます。
パーテーションの仕上がりはこちら。計画通りの美しいパーテーションが完成しました。
外装にはレンガ調デザインのシックなものをお選びになりました。既存建物の白い外壁とは印象の違う増築部分。完成が楽しみです!
エアコンを天井に埋め込んでいます。室外機は中庭側をスッキリ見せるために全て建物の外部側にレイアウトしました。
オーナー様御夫妻と最終チェックです。気持ちいい空間になったとお喜びいただけました!
造作家具の搬入は2日掛り。大型造作家具の点数が多い現場でしたが、出来上がったものはオリジナルで使い勝手のいいものとなりました。
高窓にはめ込む作業。キレイにガラスを拭いて、丁寧に作業を進めていきます。
ウェーブのガラスがこちら。ガラスを透過して差し込む光も面白い陰影を壁に落とし込んでくれます。
こちらが水が流れているように見えるウォーターのガラス。爽やかな印象です。
既存建物と増築建物はぐるぐると歩ける回遊式。その真ん中に位置するのが大きな中庭です。40㎡あるこの空間にウッドデッキスペースを作っていきます。
今回のウッドデッキは「リウッド」を採用。木粉とプラスチック(ポリプロピレン)を主原料とした、住む人の健康に配慮したノンホルムアルデヒド商品です。製造過程で接着剤を使わないため、人体に影響をおよぼす有害物質が発生しにくく、リサイクルが可能です。肌触り、香りともにきわめて天然木に近い感触を持ちながら、人や地球環境にやさしい素材です。
造作でつくった受付カウンターに天然石を設置していきます。こちらももちろんオーダーでカットされたもの。重厚感のある受付スペースとなりました。
注文してから4ヶ月・・・船便でやっとイタリアから届いたベネチアンガラスでできた照明器具。受付カウンターにはこの照明器具しかないということでご採用いただきました!本当にステキな照明器具です。
現場レポート