山口市仁保中郷の家Vo.1(リノベーション)
現場最新レポート
3月11日より山口市仁保中郷でリノベーション工事に着手させていただきました。
こちらのお宅は古い旧家で、傷みの激しい部分を再生しつつ、田舎でのスローライフを充実させるためにリノベーション工事のご相談をいただきました。
まずは性能の向上。四季を通じて暑い寒いというのが大きな問題です。窓の断熱強化を含む断熱改修で快適な住まいを実現していきます。またシロアリ被害も懸念され、構造材のチェックと補強をおこなっていきます。
次に間取りの大きな変更。家の中でも陽当たりのいい部屋を長時間過ごすLDKに変更していきます。
まずは内部の解体工事から。
これまで応接室だった部屋と、隣にあった納戸の間仕切り壁を撤去しました。工事後はこの広いスペースがLDKになる予定です。
ここで大きな問題が発覚。
当初シロアリ被害は地面近辺の土台部分という予測でしたが、解体工事を進め構造体が姿を見せると梁に大きな被害があることがわかりました。
土台や柱はさほどダメージがないことから、内装材の裏側をあがっていったことが予想されます。恐るべしシロアリの生体です。
現在の現場の様子はこちら。
こちらが工事前の写真です。1階部分が構造材だけになっているのがおわかりいただけると思います。
構造材の状態まで解体を進めることで、こちらの家が抱えていた様々な問題が見えてきます。
壁の中には大きな日本ミツバチの巣もありました。
こちらは建物を仮の柱とジャッキで支えている写真です。傷んだ柱や不要な柱を撤去や差し替えを行っていく時に必要になる作業です。
今後、問題点と適切なリカバリー方法を検討しながら作業を進めていきます。リノベーション工事はまだ始まったばかりです。