防府市下右田の家Vo.2(新築)
現場最新レポート
7月より着手しておりました防府市右田の高性能自然派住宅「Chant」。お盆前には予定通り基礎は完成したものの、ここに来て台風が連日のように発生。毎日のように天気予報を見ながらのスケジュール調整になりましたが、本日無事上棟することができました。
【基礎工事完了(お盆前)】
立上り基礎幅150㎜のべた基礎仕様。地盤調査の結果も良好で、弊社標準基礎仕様での工事となりました。上棟後、基礎断熱工事を行います。
【土台敷き(8月20日)】
基礎の上の土台(木造建築の骨組みの最下部にあり柱の荷重を受け、その根本をつなぐ横材。建物の荷重を基礎に伝える木材)は山口県産の桧材。木肌が美しく強度もある木材です。これを基礎の上に並べ金物で固定していきます。
その土台と基礎の間に挟み込む黒いものが「気密バンド」と言われる特殊な資材。これを挟み込むことにより、この部分からの空気の流出・吸入を防ぎます。
【前組み(8月21日)】
上棟前日。前組みは土台の上に柱を立てたり梁を掛けたりしていき、棟上げの手前まで作業することをいいます。ラフターという作業車も現場に入り順調に家が組み上がっていきます。柱は桧材の四寸角。優良県産木材で建てる家の構造材には、その証であるシールが貼られています。
【上棟(8月22日)】
上棟(じょうとう)とは木造建築で柱や梁などを組み立てて、屋根の一番上の部材である棟木を取り付けることをいいます。朝から五色の旗を立て上棟の準備をさせていただきました。棟木を納める作業はお施主様にしていただくのがセンス流。今回も快く快諾いただき儀式は始まりました。最初に棟木にお神酒をかけ清めます。その後、カケヤという大きな木槌で棟木を納めていただき構造材は100%組み上がりました!青空の下、組み上がった我が家の前でお施主様と大工の記念撮影。みんなの笑顔が絶えない素敵な上棟式になりました。
上棟後は早速屋根断熱工事に着手です。外張り断熱材をタルキと呼ばれる小屋組構造材の上に並べ固定していきます。この作業が終われば、もう家の木材が降雨で濡れることはありませんので一安心です。
こちらの住宅は33坪弱の平屋。緩やかな勾配の大屋根が印象的なシンプルデザインの住宅です。自然素材はもちろんのこと、遊び心も随所に盛り込まれたステキなお住まいになりそうです!