山口市吉敷中東の家Vol.2(リフォーム)
現場最新レポート
現在リフォーム工事中の吉敷中東にあるこちらの現場。床下に湿気が多く、床組み(大引きや束)に傷みがあることはある程度わかっていましたが、床材を剥いでみると思った以上にシロアリの被害もあり予想を超える劣化を確認することができました。柱も一部食害を発見。シロアリの怖さを痛感しますね。。。
ちなみに、こちらがシロアリがつくる蟻道(ぎどう)。カラダの乾燥を嫌うシロアリは自ら蟻道といわれるトンネルをつくり、地中から木材までを移動しています。
蟻道の一部を崩してみるとシロアリを発見しました。ヤマトシロアリです。土の中や多湿な環境を好む傾向があり、被害は床下に多くみられます。ヤマトシロアリは比較的寒さに強く、12℃を越えると活発になり、最適温度は28℃と言われています。例年ゴールデンウィーク前後から活発に動き出すので要注意です。
まずはシロアリ駆除が先決ということですぐ作業に入りました。木部へのシロアリ駆除剤の注入と土壌処理です。
これでシロアリは死滅。安心してリフォーム工事に取り掛かれます。今後の床下の湿気対策として防湿シートを床下全面に施工させていただきました。
こちらは間取り変更による柱の撤去作業です。
これまで梁と呼ばれる小屋裏の横架材を支えていた柱を撤去したため、既存の梁では小さ過ぎて屋根を支えることができません。そこで「助け梁」と呼ばれる新しい梁をこれまでの梁の下端に添えてやることにより梁の強度を向上させます。大工数人掛かりで作業は予定通り完了!LDKを柱のない大空間にすることができました。
浴室ではユニットバスの組立て作業です。以前ショールームで模型を使いながらユニットバスの色柄を決めたお施主様。
これと同じものが現場で組みあがっていきます。
まだまだ暑い日が続きそうですが、職人の頑張りもあり、現場は完成に向けて日々カタチを変えてます。想定外の事態にも的確にリカバリーをしながら作業を進めていくのがリフォーム現場で求められる対応力です。