快適湿度が健康住宅をつくる
住宅で発生する問題
家の中の湿度についてご紹介していきます。一般的に、人にとって快適な湿度は40%~60%といわれています。
上記の相対湿度と微生物の相関関係図を見てもご理解いただけるように、バクテリアやウイルスは湿度が高すぎても低すぎても繁殖し、カビやダニは湿度が高い時に繁殖します。アレルギー性鼻炎は、空気の乾燥により鼻の粘膜も乾燥し、抵抗力を失った部分に活発なウイルス菌が付着してしまうことが原因といわれています。
快適な湿度は住みやすく感じるだけでなく、アレルギーなどを防ぐことにも大きく関わるということです。
この湿度をキープするために必要なものは温湿度計。
ホームセンターなどで2000円程度で販売されていますので、家の中2~3箇所に設置して、温度と湿度を管理していくことをお勧めします。ちなみに、外の温湿度も見えるように家の中から見える場所に温湿度計を設置できれば更にベスト。外気との因果関係も湿度管理の重要な手掛かりになります。
季節や時間帯による家の温度・湿度とその移り変わり傾向を理解することで、その具体的な対策が可能になります。様々な生活の工夫や調湿性能を有する内装材の利用など含め、しっかりと快適湿度と健康を維持していきたいものです。