木造軸組構法(在来工法)は、木構造の構法のひとつとして日本で古くから発達してきた伝統工法に、近代の構造力学的な考え方を取り入れた建築工法です。木材の柱や梁などの横架材を、仕口、ホゾにより接合し、小屋組で屋根を構成します。木造枠組壁構法がフレーム状に組まれた木材に構造用合板を打ち付けた壁や床(面材)で支える構造(2×4・2×6)であるのに対し、木造軸組構法(在来工法)は、主に柱や梁といった軸組で支えます。そのため、窓や出入口などの開口部を比較的広くとることができるので、広々とした大きなリビングや吹き抜けなど、様々なデザインに対応できる設計の自由度が魅力です。また、増築・改築などの大規模なリフォームがしやすいので、将来の家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、柔軟な対応をすることができます。
ふるさとの自然が育てた「やまぐちの木」は、調湿性や断熱性に優れているのが特徴です。私たちは安心・安全な木材をお届けするため、第三者機関が強度や乾燥具合などを検査し、品質が認められた「優良県産木材」のみを構造材に使用しています。近くの山の木を使うことは、地域の森林を豊かにすることはもちろんのこと、輸送距離が短くて済むため、地球温暖化の防止にもつながります。また、県産材を利用することは地域経済の活性化にも直結しています(助成金制度有り)。