県産木材利用によるCO2の固定化
センスコラム
山の樹木は成長する段階で光合成により大気中のCO2(二酸化炭素)を吸収しながら成長します。
CO2は地球温暖化効果ガスと言われていますので、樹木の成長は地球温暖化の防止につながると考えられています。そして、その樹木を伐採して住宅や家具などの材料として使用することになったとしても、一旦樹木が吸収したCO2はそのままの状態(固定化)を保ち続けるため、燃やさない限りCO2を大気に戻すことはありません。ちなみに、木材を燃焼させCO2が発生する状態をカーボンニュートラル(発生したCO2は山の樹木が吸収してくれるためCO2がプラスマイナスになる状態)といい、固定化されている状態はカーボンマイナス(CO2を減らしている状態を維持している状態)といいます。
山口県には、森林の整備や木材利用を通じた地球温暖化防止活動への県民の参加を促進するため、森林整備によるCO2吸収量などを県独自に認証する制度があるのをご存知でしょうか?
優良県産木材を使用する県内の住宅建築に対し、CO2の固定量を個別に認証しています。
こちらは昨年度、弊社が認証していただいた新築3棟の実績です。(クリックで山口県のホームページに飛びます)
証書は山口県産の桧を使用したものになっています。
こういった取り組みに工務店もお施主様も賛同し実践することで、地域の森林整備と地球温暖化抑制につながると我々は考えています。あなたが家を建てる時、地域木材を積極的に利用することは、私たちの子や孫の世代に美しい自然を引き継ぐ取り組み「そのもの」です。